妊娠中にいぼ痔になったら、何科に行けばいいのか悩みます。
市販薬って使って大丈夫なのかな?
専門医(肛門科)で見てもらうほうがいいのかな?
など色んなギモンが出てきます。
痔はひどくなる前に、病院で見てもらうのが一番。
私が病院でもらったネリプロクト軟膏や、妊娠中でも使えた市販薬(ボラギノール)をご紹介します。
妊娠中の痔はまず産婦人科に相談してみよう
痔の診察と言えば、思い浮かぶのが専門医である肛門科。
でも、他人におしりを見せるのって恥ずかしいですよね
私もなかなか、勇気がでなかったので、通っている産婦人科の先生に相談しました。
すると、妊娠すると痔になる人は多いようで、すぐに薬を出してくれることになりました。
悩んだら、すぐに病院に相談して、少しでも早く、痛みや不快感を取り除きましょう。
実際の診察はどうだったのか
診察は、横になったり、お尻を見せることもなく、
痔が痛いという話をしただけでした。
先生は「じゃあ、痔に塗るクリーム出しておきます。
1日3回塗って下さい」で終了。
産婦人科の先生も、痔は専門外になるので、処方するお薬はだいたい決まっているんでしょう。
病院により違うかもしれませんが、私の場合は恥ずかしさ0で薬をゲットできました。
最初は勇気がいりますが、こんなケースもあるので、緊張しなくても大丈夫ですよ!
妊婦の多くは痔経験者です。
妊娠中に『ボラギノールA軟膏』使って大丈夫?
妊娠前から痔だった私は、市販薬のボラギノールを使っていました。
それから、少しして妊娠。
ボラギノールの使用上の注意に
・妊婦または妊娠していると思われる人は
⇒医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
と書かれてます。
不安になったので、しばらく使用を中止し産婦人科の先生に相談しました。
すると返事は、「ボラギノールなら使って大丈夫ですよ」と
回答が。
その言葉を聞いて一安心。
ボラギノールも残りわずかだったため、病院からも痔のクリームを出してもらいました。
私の場合、先生の判断でOKがでましたが、みなさんも念の為、通っている産婦人科の先生に相談してから、使用して下さい。(自分でよくよく調べてみると、他の産婦人科ではステロイド成分入りの軟膏は推奨しないという記事もありました)
ボラギノールに含まれるステロイドは赤ちゃんに影響しないのか?
ステロイド成分が赤ちゃんに影響しないのか気になります。
痔のステロイド成分にも強さが5段階あります。
ボラギノールの効能は以下を参照
ボラギノールの効能
いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和用法・用量
成人(15歳以上)
1回量⇒適量 1日使用回数⇒1~3回成分
プレドニゾロン酢酸エステル ⇐これがステロイド成分
リドカイン
アラントイン
ビタミンE酢酸エステル
添加物 白色ワセリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、モノステアリン酸グリセリン
「プレドニゾロン酢酸エステル」がステロイド成分ですね。
上の表で行くとボラギノールはステロイドの強さが一番弱いものになります。
市販薬なのでそれほど強い成分は入っていないようです。
産婦人科医からも使用していいと言われたので、ボラギノールのステロイド成分はそこまで怖がらなくてもよさそうだと個人的には思いました。
ですが、かかりつけ医に相談してから使うのが一番ですので、一度確認してみて下さいね。
私は、市販薬よりも病院で処方してもらうほうが、お薬代の節約にもなるので、病院でも痔のクリームを出してもらいました。
病院からもらった【ネリプロクト軟膏】
ネリプロクト軟膏の成分
日局ジフルコルトロン吉草酸エステル
日局リドカイン
ジフルコルトロン吉草酸エステルはステロイドの一種で
炎症をおさえる作用があります。
リドカインは局所麻酔成分で痛みやかゆみを鎮める働きをします。
上記のステロイド成分の強さで見ると5段階中上から2番目のベリーストロングに分類されます。
やはり強いだけあって、ボラギノールよりも塗ると痔の症状が改善しました。
薬の使用前と使用後の変化
薬を使用する前は、四六時中ずっと痔が出ている状態でした。
歩いたり、座ったりするたびにお尻で痔を圧迫して出血していました。
その為、おりものシートでは出血を受けとめきれず、生理用ナプキンをつける毎日でした。
痔はほおっておくと、大量出血する人もいると産婦人科の先生が話してました。
そうなる前に、こまめにケアしていくことが大事ですね。
使用後は、寝る前に塗るのが、私には効果的でした。
塗って寝ると、翌日調子がいい。痔も一旦はおしりの中でおとなしくしてくれていました。
ただ、日常の動作を続けていくと、午後からにょろりと出てきて午後からきつくなる感じでした。
医師から、1日3回塗るように言われてましたが、職場では塗る時間をとれず一日2回だけしか使えていないのも良くなかったのかも。
痔と一緒に便秘も併発している場合
痔の人は排便時のいきみが怖くて、便秘になっている方も多いようです。
私もその一人で、痔と同じくらい、便秘がきつくて、色々と食事にも気をつけていました。
排便にいいとされる食べ物
・牛乳
・ヨーグルト。
・納豆
・もずく
・キノコ類、
・野菜
・フルーツ などなど。
これらは自分に不足していたので意識して食べるようにしてました。
しかし便秘はすっきりせず、本当にお腹が張って、食後はきつくて動けなくなるほどでした。
便秘の件も産婦人科の先生に相談し、薬を出しもらいました。
妊婦でも飲める便秘薬【酸化マグネシウム】
酸化マグネシウムを処方されて飲んでみましたが、仕事中、動けなくなるくらい、お腹が張ってきつくなりました。
使用は数日で辞めました。(休日など家でゆっくりできる時は、飲むと排便回数が増えてよかったです)
妊婦でも飲める便秘薬【ビオスリー配合錠】
ビオスリー配合錠は、ゆるやかに効いていくかんじでした。
内服後もきつくなったり、気分が悪くなることもない点が良かったです。
しかし、排便に行きたいという気もあまり起きず、体重は増えていく一方でした。
少しでも多く排便を出したいなら、酸化マグネシウムに軍配があがります。
便秘症状+お腹が大きくなってくる時期にはいると、妊娠線の予防にも気を付けたいですよね。
妊娠5カ月ごろからポッコリ出てくるお腹には妊娠線を予防してくれるクリームを早めに塗っときましょう。
ママ&キッズクリームで妊娠線は防げる?【実際の画像とレポを公開します】
痔が痛くて座れないときは「円座クッション」が最高
痔が出ていると椅子に座るのも怖い!痔持ちママなら共感する人も多いはず。
そんなときは円座クッションが良い仕事をします。
真ん中が開いているので、座ったときの痔へのダメージを軽減してれます。
さらに、産後のズタボロになった体にも優しいのです。
私は一人目を会陰切開し、それでも赤ちゃんの頭が大きく吸引分娩になり、おまたが裂けてしまって大変でした。
妊娠中から、産後まで円座クッションは何かと重宝しました。
まとめ
妊婦は痔になる人が多いです。妊娠中はどうしても痔になりやすいので、出産後に専門医を受診したり、痔の内服薬をもらって治していきたいですね。今は我慢の時期と思って乗り切りましょう。